内藤哲也「この人は内藤哲也のこと、大っ嫌いなんだろうなって」
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) November 22, 2018
15年の『G1』で遺恨勃発、柴田勝頼と仁義なき抗争に突入!
『内藤哲也“自伝”』新日本プロレスのスマホサイトで更新中!https://t.co/07v8ufp9ev#njpw @s_d_naito pic.twitter.com/nXBHO72qTb
この記事は内藤が出演したプロフェッショナルの放送後に書いている。
新日本プロレスファンのあなた。
当然あなたも放送をご覧になったはず。
内藤哲也のファンじゃなくてもね。
見てないあなた。
再放送はありません。
今のうちにネットに転がっている動画あさってください。
後悔しますよ。
オカダ、棚橋のテレビ出演後に満を持して登場した内藤哲也。
プロレス総選挙2年連続第1位。
抜群の注目度であったはず。
プロレスファンの中ではね。
でも一般の視聴者も多かったはず。
プロフェッショナルはNHKでも放送期間の長い番組。
番組自体の固定ファンも多い。
その方々も当然視聴した。
普段プロレスに興味のない方々に届ける現在の新日本プロレス。
放送の中の内藤は世間にどう映ったのか。
当然私もリアルタイムで視聴した。
出来としてはプロレスファンとしては今ひとつ。
それはプロレス自体にクローズアップが少なかったから。
しかし内藤哲也に注目してみると非常に満足。
内藤の自家用車が見れただけでヨダレが出るほどの情報。
そして内藤哲也というレスラーの考えがよく分かる構成。
NHKのスタッフの人はうまく作っている。
プロレスに注目しているのではなく内藤哲也に注目させている。
この放送で内藤哲也に惹かれてプロレスに興味を持った人は確実にいる。
そして、その人の観戦する視点はきっと内藤哲也の作り上げた視点なのだ。
勝った負けたではないプロレスの楽しみ方。
その視点を持ってプロレスを見始める方々。
きっとハマっていただけるでしょう。
私がプロフェッショナルの中で心に残った言葉。
【 #内藤少年のまなざし 】
— プロフェッショナル仕事の流儀 (@nhk_proff) November 19, 2018
「昔のファン時代の気持ちに戻って試合を見てみる。レスラーじゃなく、あくまでいちファンとして試合を観たときに、何を感じるか。今の姿をかつての内藤少年に見せたら、何を求めるかな、何を見たいかな、と」#プロレスラー #内藤哲也#NHK #プロフェッショナル pic.twitter.com/krxX1x2qoX
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【内藤少年のまなざし】
あくまでいちファンとして試合を見る。
内藤は新日本に入門する前、熱心なプロレスファンであったのは有名な話。
その頃の自分を満足させることが出来るのか。
要するに自分を俯瞰して観察し、客観的に分析する。
ビジネスでも求められる自己分析。
PDCAサイクルや目標管理シートによる洗い出し。
- 自分の成長に何が必要なのか。
- どう行動すればいいのか。
- なにが自分に求められているのか。
決まって出てくる言葉は『自分を俯瞰して分析する』こと。
ただ単に俯瞰するだけでは意味がない。
俯瞰する視点も強化していく。
自画自賛しすぎると今後の目標がぶれてくる。
自己否定が強すぎると良い面の成長を潰してしまう。
セミナーや書籍での学習。
先輩からの助言や自分自身の失敗や経験。
それらを統合し視点を強化する。
正しい目で見つめなければ自分の成長、すなわち成功はない。
今回のプロフェッショナル。
内藤哲也の視点とは。
俯瞰して考える際の目とは。
その視点こそ『内藤少年』
内藤哲也の視点はプロレスラーの視点ではないということ。
あくまでも1ファンの『内藤少年』
私が説明したように、自分を俯瞰して分析することはあくまでも今の自分だ。
基本的にはね。
この考えでいくと内藤の視点はプロレスラーの視点で考え、行動し、自己の成長につなげていくのが通常。
しかし内藤は違う。
プロレス観戦に熱狂していた若き自分自身。
これが基準。
このときの自分に立ちかえり客観視する。
- ワクワクするか。
- ドキドキするか。
- 熱狂するか。
この自己分析から次の行動を計画し実行していく。
その結果を『内藤少年』が俯瞰で観察する。
特殊なサイクルによって今の内藤哲也が出来上がっていく。
今回の自伝は2015年のG1クライマックスの柴田戦について。
当時内藤はロスインゴとして帰国した間際。まだファンの支持も得られていない状態。メキシコに行く前の内藤との違いに、ファンが戸惑っていたのもあるだろう。
内藤自信語っているように、メキシコに行く前はファンに媚びていた時代。その印象がまだお客様に残っていたのだ。
しかし帰国後の内藤の視点は違う。
プロレスラーとしての自分が見た内藤哲也像を追いかけていない。
『内藤少年』から見た内藤哲也像を追いかけている。
柴田戦での『内藤少年』。
2012年に柴田が新日本に喧嘩売りに来てから3年。
若干ファイトスタイルも新日本プロレスに染まってきたあたり。
内藤はそんなぬるい柴田ではなく、あくまで自分がファン目線で俯瞰した場合、怒りの
柴田が見たい!と考えた。
- 柴田を怒らせよう。
- もっともっと怒らせよう。
- ファンが見たい柴田を引き出すために。
- 『内藤少年』が見たい内藤対柴田の抗争にするために。
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ギラギラした戦いを求めて新日本にやってきた柴田。
柴田を怒らせることでそのギラギラした戦いを実現した内藤。
2015年G1クライマックス内藤対柴田
その裏には『内藤少年』のファン目線が暗躍していたのだ。
内藤自身がワクワクするように相手を引き込む。
相手もそれによりさらに輝きを増す。
その試合にファンも熱狂する。
今回の自伝とプロフェッショナル。
ふたつを理解してもう一度柴田戦をワールドで視聴する。
内藤少年と一緒に。
あなたはにワクワクが止まらないはずだ。